2018年3月25日日曜日

永原真夏+SUPER GOOD BAND と瓦レコード


明日はなにも予定がないなあと眠りについたはずだったのに、翌朝、気がつけば黄色い車の後部座席にライドオン。


この瞬発力と牽引力にはいつも感謝。

一平さんの車にはエアコンもエアバッグもパワーウインドウもないけど、視界をさえぎる余計な壁もまったくない。代わりに生のエンジン音とシートから伝わる地面の感触があって、それがいいのだ◎

向かうは松本・瓦レコード。
ライブのために旅をするなんてひさしぶりで、天気もすばらしくて良い気分。
名古屋から松本まではだいたい3時間ぐらい。
ついたそばから最高の居酒屋さんにチェックイン。

この辺の名物の山賊焼き。焼いてない!
おそばも、薬味のワサビもたまんなく美味しい!

松本市自体はりんご音楽祭で何回か訪れたことがあったけど、街中はほとんど初体験。

雪をかぶったでっかい山たちにぐるっと囲まれて、空気がすーっと澄んでいて、ものすごく気持ち良い街。建物も古いものがそのまま残っていたりして、時間があればもっともっと見て回りたかったなあ。

タバコが好きだったら吸いたくなっただろうなと思った


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川沿いを3人で歩いて、最終目的地の瓦レコードへ!


前置きが長くなったけれど(楽しかったのです)、松本まで出かけたのは 永原真夏+SUPER GOOD BANDの1stアルバムリリースツアー で遊びに行くため◎





真夏さん、見るたびに思うけど、本当にすごいね。
体が音楽でできてるんじゃないかと思ってしまいます。

ライブを見て歌や演奏が格好良いなあと思う人はたくさんいるけど、真夏さんは音楽そのもの、にぎりぎりまで近づいてる、みたいな感じ。

だから、新しい音源をちょうど聴いてるところだけど、CDの音からあの不思議なダンスが目に浮かんでくるんだよね。単純にライブのことを思い出してるわけじゃないんだよ。
やっぱりあれも音楽の一部なんだな。すごい。



瓦レコードのタタミのフラットなフロアで、バンド5人の個性が絡み合って踊りまくって、お客さんも我慢できずにそれを囲んで踊っている。

あの感じは名古屋でも、たぶん東京でも、なかなか味わえないんじゃないかなーと思います。
遊びに行けて本当よかったな◎




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ライブが終わったらCDだけ買って、急いで名古屋へ。
一平さん、遅くまで運転ありがとうございました。
お酒も僕らだけいただいてしまってごめんなさい。今度おごります。
(きっとこの記事を読むことはないでしょう)


帰り道、みんなでGREAT HUNGRY

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永原真夏+SUPER GOOD BAND と瓦レコード について


2018年1月5日金曜日

2017年よく聴いたレコードの話

正月休みもそろそろ終わり。

そういえば去年は何聴いたかなあ、と思い出そうとしてみたけど、年々新譜ってあまり買わなくなってるなあ。ちょっとずつアンテナが下がってるのかな。

これが歳取るってことかな~とも思うけど、よく考えたら去年はCDよりもアナログのレコードをたくさん買った年でした。



正直手を出す前はレコードなんて場所取るしノイズも乗るし、今更アナログで聴いてる人かっこつけとるだけやろーとか思っていたけど、本当に良いですね。

単純に音が良い(詳しいことは分からんけど、盤の状態がよければCDより全然良いと思う)っていうのもあるけど、やっぱり音源に向かい合って聴く気持ちになれるのが一番良い。

アンプとプレーヤーの電源入れて、箱から聴きたいレコードを探して、ひっぱり出すと最高なジャケットが自然と目に入って、内袋から盤をすーっと抜いて、プレーヤーにのっけて・・・ってやってるうちに、自然と音楽聴くぞーって気になってくる。
携帯プレーヤーで聴くとどうしてもBGMになっちゃいがちだけど、スピーカーの前に座って向かい合ってググッと聴くと、やっぱり全然違うなあと思います。
そういえば昔はこうやって聴いてたなーって。

本当にどんどん場所をとるから気をつけなきゃダメだけど、今年も聴けるものはなるべくレコードで聴きたいな◎



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2017年の得難いレコードショップ体験といえば、
なんといっても塩釜口のディスクオリーブと、下北沢のFlash Disc Ranch
今年も行きたい。行かねば。

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2018年1月2日火曜日

明日、照らすのコピバンをやらせてもらった話

さかのぼること2年前、ピロウズのコピーバンドをやったのですが、また同じ忘年会でやらせてもらうことができました。
今回は完全に個人的に大好きなバンドで、 明日、照らす のコピバン。
もう、完全に僕がやりたいだけだったのに、なんと懐の深い忘年会なんだろう・・・


そのうえ前回と違ってスコアもないし、耳コピも一緒にやってくれたお二人だのみで、最初からなにからなにまで頼りっぱなしでした。ありがてえ・・・ありがてえ・・・

会場は野並のサンドピット

せめて練習くらいは一生懸命やろうと慣れないスタジオに個人練習いったりして、最終的にはこれいけるんじゃねえかというところまで行ったつもりでしたが、いざ本番フタをあけてみたらヘボヘボでした◎

練習でできてても本番はそうはいかない!
まったく弾けやしない!!
当たり前のようですが、身にしみて理解。笑

でも練習ふくめて全部楽しかったなあ~。
一人でスタジオ行って大きい声出すのも楽しいし、なによりドラムやベースのリズムに、自分が弾いて出た音が重なる(ごくたまにハマる)の、異様な気持ちよさがある。。。

機会があれば、またぜひやりたいです。
ギター練習しよう~


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今回は縁があって伊勢のフルシアンテ先輩が僕のギターを弾いてくれたのですが、本当にめっちゃくちゃ格好良い音が出ていました。
弾く人が代わると、同じギターでも全く別物なんだね本当に・・・
感激すると同時に自分のギターに謝りたくなったなあ・・・

だれが呼んだか乳首色


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今回やった曲

コールガール - さよなら三角
ビタミン - 明日、照らす
マリッジブルー - 明日、照らす
燃える夏 - 明日、照らす

愛だけではコピーはできないねえ。。。
愛があるからめっちゃ楽しめたけど◎

2017年12月26日火曜日

中学生のころか 生まれる前か



ブルーハーツのシングルレコードBOXを買いました。
というただそれだけのブログ。

ついこないだアルバムのLP化があって、財布の中身をがっつり削られたばかりだと思ったけど、今度はシングル。
大人パワーでまんまと乗せられて買ったけど、やってることは子供ですね…




でもこのBOXのなにがすごいって、「1985」のソノシートが復刻で入ってるんだよなあ。

僕がブルーハーツを聞き始めたころにはブルーハーツはもう解散していて、ベスト盤とかもバンバン出ていて。
「1985」もそんなベストアルバムのなかに収録されていたから、当たり前に聴いていたんだけど(むしろ代表曲くらいに思って聴いてた気がする)

大学生ぐらいのころになって実は「1985」は 1985年のクリスマスライブでだけ演奏された幻の曲で、そのライブの来場者にだけソノシートで配布されたっていう話を聴いて、なんじゃそれ超すごいじゃん!!!と思った覚えがあります。
もちろんすぐに探したんだけどレコ屋さんに置いてあるわけもなく、たまにヤフオクにでると超のつくプレミアで、絶対に買えない…


そんな超すごい幻の音源が復刻とはいえ入ってるとなれば、まんまと買うしかない…
そして、結局もったいなくて聴けないという…



そもそもシングルはほとんどCDでしか出ていないので、別に復刻でもなんでもなく、ただのファンアイテムだったりします。
持ってるだけで嬉しいからいいんだけど。




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そういえば、高1のころにはじめてバイトをして、はじめて自分のお金で買ったCDは、ブルーハーツのメルダック初期3部作のBOXでした。
岐阜の田舎から出て行って、どうやってたどり着いたか、栄のHMVだったと思う。
なんか緊張してレジに持っていった記憶があります。

15年越しぐらいに、あたらしいBOX買ったな。笑



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2017年12月3日日曜日

そのたてものに用がある / サンボマスター

サンボマスターの初武道館ライブ、「そのたてものに用がある」に行ってきました。
今は帰りの新幹線のなか。
寝落ちて姫路まで行っちゃわないように、久しぶりにブログを書いております。

しかしまあ、もう、言葉もないですね。

10年以上ずーっと聴いてきたサンボマスター。
それこそとっくに飽きててもおかしくないくらい聴いているけど、一曲目の『愛しき日々』のギターソロからもう、ぶわーっと涙が出てきて焦りました。
ひとりで行って良かった。ほんとに。


そしてそれから3時間、どの曲も大事に、大切に思える、最高の時間でした。
久しぶりにあんなにどきどきしたよ。もっと聴いていたかった。

歌詞もMCもクサイことを言うし、他の人が歌うときっとダメだと思うんだけど、山口さんのことばだと、心に迫ります。

しかし、ついさっきのことなのに、すぐに頭の中から感覚が薄れてしまうのが悔しいな。
あと1時間、サンボマスターを聴いて帰ろう!





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寝転がっていても ああ 浮かんじまって もう
旅に出ようかしら
あなたの声も 聴こえなくなるだろう


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すべてを握りしめて 僕はどこへゆく
君よ なぜに泣いているの


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今僕らが望むのは
たぶん本当のことを 話してほしいだけ


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だから素敵なあなたよ
分かち合ってくれないか
美しき人間の日々


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なぜだかずっと僕らはいらついたりして
声のなる方へは 今でも目を背けてるの
それでもきっと僕らはわかりはじめてきて
あなたの名前も 怖くなく呼ぶことにするぜ


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朝になって あなたと逢って
謝りたい事が たくさんあるのだから
朝になって あなたと逢いたいの
隠してたウソが たくさんあるのだから
たくさんあるのだから


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悲しみで花が咲くものか


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2016年12月22日木曜日

VSMYBLUES / VSMYBLUES




VSMYBLUESの1stアルバム『VSMYBLUES』を聴いています。


前身バンドのiGOラストライブからちょうど丸二年、発売されるのを楽しみにしてました。

気持ちが乗っかってて、すごくいい。好きだなあ。
iGOのテイスト強めの曲もあるけど、これはやっぱり別のバンドです。
頭に浮かぶのは、茶色いテレキャスじゃなくて、アコギを抱えてる茜谷さん。








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このアルバムの第一印象は、『祭』だなー。


祈りとか怒りとか悲しみとかではなくて、そういうのを内に含んで、皆で踊る祭。
(単純に祭っぽい曲が入ってるというのもあるんだけど)







VSMYBLUESの話をしようとすると、やっぱり東北の地震に思いが至ります。


いわゆるお祭りって、本当の始まりは自然の恵みへの感謝とか、どうしようもないものへの恐れとか、そういうものだと思うんだけど。


地震があって、バンドの中で変化が起きて、原初の祭みたいにぶわーっと出てきたもの。
そういうものに、ものすごいエネルギーを感じるなあ。
紛うことなきファーストアルバム。
気のせいかな。


正直、震災のあとにiGOが出した『TRUE or FALSE』は、なんとなく聴きづらさを覚えてしっくりこなかったんだけど、やっと自分が追いついてきたのかなとも思います。
今はすんなり入ってきます。とてもいい。

これは自分にしみこませる様に聴くべきアルバムです。









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久しぶりに新しい音源に触れたんだけど、
なにより、やっぱり茜谷さんたちの歌声や音が好きだなと思いました。


唄うテーマは変わっても、相変わらず優しいバンドです。
本当に。






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VSMYBLUES / VSMYBLUES について




2016年11月24日木曜日

BIMBOROLL / ザ・クロマニヨンズ




我が家と相性が悪いのか何なのか、遅いし不安定だし期限が悪くなるとGoogleさえも動かなくなっていたS○ftbank Airに別れを告げ、スターキャットのさくさく光回線で書き込んでいます。
ストレスがない…すばらしい…





それはそうと、クロマニヨンズの『BIMBOROLL』という新しいアルバムが今月の頭に出ておりました。


彼らの新譜が出るたびに感じている気もするんだけど、本当にみずみずしい音楽を作るよなー。
ほんの少しの惰性を、毎回愛情が越えてきます。不思議な感覚。


でも今回のアルバムは、ここ数作の中でも特に好きな感じがしています。
すごくプリミティブなところを刺激してくる感じがするんだな。



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アルバムがリリースされたときにヒロトとマーシーがナタリーのインタビューに答えていて、すごく彼ららしいなって思ったやりとりがあって。



>──じゃあお客さんのノリが気になったりすることは?
>ヒロト 一切ないですね。
>マーシー 自分が盛り上がればいいんです。

この雰囲気が伝わる曲ほど名曲になってる気がするな、これまでも。



初めて聴いたときに一発で好きになった『ピート』って曲があるんだけど、この曲も、聴く人のことなんか一切考えずに作ってくれていたらすごく嬉しいなあ。

そうだったら最高なんだけどなー。






かたちじゃないよ ピート
言葉でもない

夢見るときの ピート
心のような

だから今すぐピート
そのギブソンでピート
ぶっ壊してくれ ぼくの部屋

おお マイジェネレーション







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BIMBOROLL / ザ・クロマニヨンズ について