2014年8月25日月曜日

アナーキーインザ鶴舞<フジロッ久(仮)とヤング>

見てきましたフジロッ久(仮)とヤング。
変わった名前だけど、バンドです、両方。

フジロッ久(仮)は東京で、ヤングは伊豆。
両方ともはじめて見たんだけど、見終わって満足感でいっぱいです◎







フジロッ久(仮)といえば日本語パンクが好きならばどこかで目にしたことがあるであろうスーパーキャッチーなバンド名を持ってるバンド。
僕も例に漏れずレコード屋さんのポスターや折り込みのフライヤーなんかで名前はちらほら見たことがありました。

ライブは一度も見たことがなかったのだけど、最近すごく仲良くなったRelaxin' Journey!のまゆこさんが「あきやまくんは絶対好きだと思う!!」と熱烈に勧めてくださったこともあり、今回遊びに行く運びに。
(まゆこさんは僕のTwitterのしょうもない#nowplayingのツイートをチェックして、どんぴしゃなヤツを勧めてくれたのです。多謝。)


CD聴いた時点でめちゃくちゃ良いバンドなのはわかってたけど、ライブをみたら案の定めちゃくちゃ良くて、とっても楽しかったです◎


たまんないよねー、この汗くささ!!
こうやって大手を振ってはずかしいことを叫ぶバンドが一番好きなんす。
全身と全霊を使ってうまれる表現の中に説得力が出てくるんじゃないかと思うから。

僕は日本語ロックをやってるサンボマスターってバンドが大好きなんだけど、フジロッ久(仮)からは勝手に同じ匂いを感じました。
パンクのスピリットに気持ちいいメロディーを乗せる構図も似てる(彼らはポップス、サンボマスターはソウルやブルースのメロディーだけれど)と思ったし、なによりすげー説得力をもってるところが。24時間TVって実はあんまり好きじゃないけど、サンボの山口さんが曲のなかで「愛は地球を救う」って歌ったら信じるもんな。

わりと当たり前のことかもしれないけど、歌詞にのるどんなメッセージも表現する人次第で重くも軽くもなるから、結局のところこういうのが一番強いと思うんです。少なくとも僕の中では。
伝えたいと思ってるんだなというのが伝わると、伝わる。
そういう意味ではフジロッ久(仮)は理想的な表現をやってるバンドなんだよ。
直接見たらよーくわかりました。また近いうち、見たい。



ほんで、ヤング

ヤングは前にやっていた乍東十四雄っていうバンドをたまたま名古屋で見たことがあったんだけど、名前が変わってからは一度も直接見たことがなく。
フジロッ久があまりにもすばらしいライブをしていたから、このあとにやるのは正直キツいんじぇねえかなーとか思ってたんだけど、そんなこと考えたのが失礼なくらい本当に素敵なライブでした。



この曲、まじで楽しかったなあ。最高。

爽やかでやさしいポップスなんだけど、曲がハッピーさに溢れているからなのか多幸感がボディーブローのようにじわじわ聴いてきて、最終的には踊らざるを得なくなるっていうものすごい人たち。ウソみたいに笑顔になってしまった◎




リフのひとつひとつがめっちゃいいんだよなー。


…ていうかこのPV初めてみたんだけどめちゃくちゃかわいいっすね。
なにこれ。やばいな。

それはさておきヤーマンボーイさいきさんの好トスもありものすごく盛り上がって、最後にはみなさんで集合写真まで撮らせていただきました。すごく幸せな時間だった!
来月伊豆でその名もイズヤングフェスというフェスもやるらしいので、ぜひ行ってみたいです。超楽しそう。










でも今夜のライブ、なによりハポンでやったのがよかったのかもなあ。

あそこにはステージっていうものがないから、一番壁が取り払われていて、この2バンドにぴったりだった気がします。見上げることも距離を感じることもなくて。




フジ久の藤原さんがアナーキーアナーキー言ってましたね。
anarchyって言ったら、ピストルズも歌ってる無政府状態のこと。
パンクの枕詞みたいなもんだけど、政府がなくなった無秩序な状態で、なんかもうわけわかんなくなっちゃった感じ。


現代のニッポンでアナーキーを感じられるのは、もしかしたらライブハウスの中なのかもしれないっすね。とにかくハッピーなヤツだけれど。

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