2013年7月29日月曜日

『魂(ソウル)のゆくえ』を読む。 第0回


突然ですが、『魂(ソウル)のゆくえ』という本を買いました。
これから読んでみようと思っています。


ところで話は変わるようで変わらないのですが、
普段音楽を聴いていく中で、その出会い方ってなんだろうなと考えたときに、僕の場合大きく分けて3つあるのかなーと思いました。


ひとつめが、ライブハウスで直接そのバンドと出会う場合。
ふたつめが、自分以外の誰かからオススメされたり、教えてもらう場合。
みっつめが、好きなバンドのまわりを掘ってみて出会う場合。


これはどんどん繋がっていくもので、偶然目にしたバンドが好きになって、そのバンドが影響を受けたバンドも聴きたくなり、調べていくうちに気がつけば海を越えて時代を遡って…というのはよくある話だと思います。
たとえば僕が初めて好きになったバンドはブルーハーツとハイロウズなんですが、彼らの歌詞に「マディーウォーターズ♪サニーボーイ、ライトニン♪」って出てきたのがきっかけで、マディー・ウォーターズが超偉大なブルースマンだということなど露知らず、とりあえず彼のCDを聴いてみたりしたものです(もちろんそのあとサニーボーイ・ウィリアムスンとライトニン・ホプキンスも聴くことになります)。笑

そんなこんなでそういう聴き方ばかりしてきたのですが、あんまりやってこなかったのが「ジャンル」で絞るような聴き方。

音楽の「ジャンル」っていろんなところで言われている通り、人によって解釈が違うものだったり、こだわるのに意味があんまりないものだという意識があったせいでしょうか。
もちろんどんな聴き方をしてもだんだん似たジャンルにまとまってくるので好みはあるんだろうなーと思うのですが、あえて意識をすることはありませんでした。

そんな中でここ最近、強く「ジャンル」を意識する音楽に出会いました。
それが、ソウル


1950年代から1960年代の初期にかけて、アメリカにおいてアフリカ系アメリカ人ゴスペルブルースから発展しできた音楽の体系である。R&B、あるいはロックンロールといった黒人由来の音楽がポピュラー・ミュージックとして広く認知され、広範囲にわたって発展・拡大した1960年代、その頃のスタイルをさしてソウル・ミュージックと自然発生的に呼ばれるようになった。ソウル・ミュージックは大衆音楽であり、流行歌でもある[4]。ゴスペル由来のコード進行、たたみかけるような覚えやすいリズムコールアンドレスポンス、即興の多用などの特徴がある。


Wikipediaにもこうあるように、ソウルミュージックやブラックミュージックっていうのは黒人の歴史と切り離せないもので、もともとつまみ食いで聴いていた僕もなんとなくその歴史にあわせて聴いてみたいな〜なんて思ったわけです。
(そもそもきっかけはサンボマスターの山口さんだったり、ブルーハーツのヒロトであったり、そういうところを遡って聴いていったら60年代のアメリカR&Bの気配がちらついてきたところにはじまっています)
(余談に次ぐ余談ですがサンボマスター山口さんはものすごくディープな乱聴家であって、ソウルミュージックだけに収まらずいろいろ聴いていて本当にすごいです。彼のレコメンドから教えてもらった名盤は数知れず)

というわけで最初に戻るのですが、この間買ってきた『魂(ソウル)のゆくえ』。

『魂(ソウル)のゆくえ』/ピーター・バラカン 著
この本ではソウルミュージックの発展に沿って、その歴史と著者のレコメンド・ディスクが載っているという、僕みたいな初心者にはちょうどいい入門本になっているはず(まだ全部読んでいないのでなんとも言えない)です。

レコメンド部分は全7章。
01.ゴスペル/R&B
02.モータウン・サウンド
03.サザン・ソウル
04.ニューオーリンズのR&B
05.70年代ソウル
06.ファンク
07.魂のゆくえ
というわけで今回は、せっかくなのでこの本で紹介してくれているアーティストの音楽を順を追って聴きながら、読書感想文を書いていこうかなーという試みです。
最終的にお気に入りのレコードが見つかれば、万々歳かなーと。

それでは第1回に、つづく。





続くのか…








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