2015年6月4日木曜日

ボトムオブザワールド / eastern youth

ボトムオブザワールド / eastern youth


入ってる要素全部が鮮烈で、聴くたびにドキリとする。

本当にすごい作品。

これから何回聴いても消化しきれる気がしないし、
耳から入ってきた曲が、腹ん中でグルングルンと回り続けている感じです。
こういう感覚がある作品は、ずっと聴き続けるんだと思うなぁ。



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一曲目、『街の底』のショッパナから凄すぎる。


クソ湿った駅前の風
赤く錆びてから黒くなった
今日も咲き継いだブルースの花
散り損なったブルースの仇
泣きたい瞬間に涙は出るか?
冗談めかして口笛吹いて
追って来る影を路地裏で巻く
逃げ切れるつもりで走り出して



そして朝
何度も入れ替わる絶望と希望
音も無く去りゆく日々
黄昏の花と夢
街の底 人間達
彷徨っている 彷徨っている 彷徨っている
街の底 人間達
生きている 生きている 生きている



さらりと書ける詞じゃないし、そのときの心境に思いを巡らせながら聴くと、鳥肌が立つ。
そして、それを受けてか受けずか、最後の『万雷の拍手』の詞もすさまじい。

いつか見た風景と熱狂が
脳裏に食い込んでくる
目に見えず触れられぬものたちが
身体に染み込んでゆく
 
いつか来た道
遠く果てしなく
いつか行く道
遠く果てしなく
万雷の拍手
遠く果てしなく
灰が降りしきる
遠く果てしなく

からだの芯がゆれます。


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