2013年8月10日土曜日

映画:『終戦のエンペラー』を観る。


表題の『終戦のエンペラー』を観てきました。
昼休みとかによく映画館のベンチで休憩をするんだけど、そのときに広告がちらちらと目に入っていたこともあり、半ば勢いで。

GHQによる日本の戦後処理を描いた作品ってことで、こういう時期にどういう立ち位置で作っているのかなーと思ってたのですが、アメリカよりでも日本よりでもなく、結構中立的な印象を受けました。

「太平洋戦争の戦争責任は果たして天皇にあるのかどうなのか!」という調査を最高司令官マッカーサーから命じられたフェラーズさんという人のお話なのですが、ちょいちょい日本人の女の人とのロマンスを絡めてきたりして、あんまりヘビーさは感じませんでした。わざとかな。

時間も短めで映画としては正直おもしろいとは感じなかったけど、日本人として知っておくべきこともたくさん描かれていると思うので、観て良かったと思います。





さて、8月だし、終戦記念日も近いし、日本人なら『戦争』ってものについて考えることも多い時期。
こういう映画をみてあらためて思うけど、正直、戦争(特に太平洋戦争)ってよくわかりません。

無理もないっす。
(ありがたいことに)見たことないし、肌で感じたことないし、いくら「はだしのゲン」読んでも、「終戦の〜」みたいな人間ドラマ観ても、直接戦闘を描写して戦記物みたいなのを観ても、自分のなかではやっぱり「物語」以上になり得てないんだなーと思います。

あの戦争を体験したじいちゃんばあちゃんにしてみたら辛い経験だろうし、学者からしてみたら歴史っていうひとつの学問だし、どっかの国の偏った人からみたら今でもそれが自分にとってのアイデンティティなのかもしれないし。


だから、やっぱりよくわからんのよ。
「戦争」に対して何を思えばいいのか。


個人的には天皇制が続いてるこの国はすごいなと思っていて、そりゃあ間違った方向にいってしまったのだろうけどあの戦争のこと全てを否定しちゃうのはそりゃあなたタダの思考停止なんじゃないんですかって思ったりもして、最近の隣国とのやりとりについてはいいかげんもっと強気にいけよとか思ってしまうわけですが。



ううーん、やっぱり小学校で習ったみたいに、日本の戦争はなにからなにまで間違いだったのかねー。本当かね?
そんな間違ったことが国の総意としてまっすぐ進みつづけるなんて正直思えないんだけど、世の中にはいろんな物語が溢れかえりすぎて、僕にはよくわからんです。



でもなんとなくだけど、この映画に描かれていたみたいに、当時の日本人の思考の中心には天皇陛下がいたっていうのは事実なんだろうな。
あれだけガンガン戦ったのも、あれだけハイスピードで復興できたのも、天皇っていう柱がなかったら無理だったと思うし。
たぶんその頃の考え方みたいなものは、ちょっとずつかたちを変えながら今の日本人にも受け継がれてるんじゃないのかなぁ。よくわからんけど。



なにはともあれ、こうやって夏の暑い日に冷房効いた映画館で映画なんて観れる環境を作ってくれたじいちゃんばあちゃんたちには、感謝せないかんですな、マジで。
なんの物語が正解なのかはよくわからんけど、それは動かせん気がします。




なにを書いてるかよくわからんくなりましたが、そろそろ帰省いたします。
あれかな、今年も多治見はクソ暑いのかな。やだなおい。。。

ひゃー

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