2014年10月21日火曜日

みらいについて

みらいについて/TWO FOUR



誰にもばれないように
静かに僕は歌うよ
みらいについて

音楽で溢れる部屋で
コーヒーの湯気につつまれ
光と戯れ

週末にレコ屋流して
新譜のジャケを馬鹿にして
胸を焦がして

ショッピングモールでお茶して
読みかけの本でも読んで
しおりを挟んで

それから また
夜が降りてきて

そしたら また
煌めきのワンダーランド

そんなふうに
うまくいくはずさ
そんなふうに

そんなふうに
なぁ バカみたいだろ

それが僕らの
みらいについて
みらいについて
みらいについて
みらいについて

そうさ 新しいマイクのむこう
ケーブルのトンネル抜けて君の所へ

それが僕らの
みらいについて
みらいについて
みらいについて
みらいについて

またここで会おうぜ



/*/



いつものようにTWOFOURを聴いていて、ふと裏ジャケを見たら、リリースがちょうど2年前の今日でした。


2年間聴き続けてきて、最近この曲がとても、実は今までで一番、ぴったりしっくりきてます。

好きなバンドの好きな曲が、自分にぴったりしっくりきてるって感じられること、これは僕にとって本当に宝物のような感覚。


自分のことすらわからなかったりすることが多いなか、これ。この感覚。
大切だと思うんだよなあ。







みらいについて について




2014年10月16日木曜日

最近のぼくら / アナログフィッシュ

💿 最近のぼくら / アナログフィッシュ


アナログフィッシュの新しいアルバム。

『荒野 / On the Wild Side』『NEWCLEAR』とディープな作品をつづけて出してきて、今回の『最近のぼくら』。

まさにタイトルの通り、ここ数年のアナログフィッシュの集大成という感じで、完成された雰囲気がたまんないです。




最近の下岡さんは、何気にシビアなメッセージを、エレクトロなビートにのせて、とにかく繰り返したたきこんでくるイメージ。

エレクトロの楽しみ方はあまり知らない(というか得意ではない)けど、アナログフィッシュのフィルタを通すといい塩梅。音とフレーズの繰り返しが、気がつくと一曲の間でふわっとひとつの空気になってます。





この曲もすごくいい。
前作『抱きしめて』の続編なのかな、とか勝手に妄想して聴いてます。


『Nightfever』 最初の一回は突然はいってくる女の人のボーカルにどきっとさせられて、2回目以降は混ざりあう声にすーっと沈んでゆく感じ。




一曲一曲たまらない出来だけど、なにより一枚通して聴いた時の塊感がすばらしーです。

シンセがひゅんひゅん鳴って、エレクトロもヒップホップも混じってるけど、どの曲もまちがいなくアナログフィッシュで、『最近のぼくら』。






この空気、たまらん。

夜、街、グレー、ちょっとだけ見える光、肌ざむさ、距離感。

いいアルバム出したなあ。







最近のぼくら について