アナログフィッシュの新しいアルバム。
『荒野 / On the Wild Side』『NEWCLEAR』とディープな作品をつづけて出してきて、今回の『最近のぼくら』。
まさにタイトルの通り、ここ数年のアナログフィッシュの集大成という感じで、完成された雰囲気がたまんないです。
最近の下岡さんは、何気にシビアなメッセージを、エレクトロなビートにのせて、とにかく繰り返したたきこんでくるイメージ。
エレクトロの楽しみ方はあまり知らない(というか得意ではない)けど、アナログフィッシュのフィルタを通すといい塩梅。音とフレーズの繰り返しが、気がつくと一曲の間でふわっとひとつの空気になってます。
この曲もすごくいい。
前作『抱きしめて』の続編なのかな、とか勝手に妄想して聴いてます。
『Nightfever』 最初の一回は突然はいってくる女の人のボーカルにどきっとさせられて、2回目以降は混ざりあう声にすーっと沈んでゆく感じ。
一曲一曲たまらない出来だけど、なにより一枚通して聴いた時の塊感がすばらしーです。
シンセがひゅんひゅん鳴って、エレクトロもヒップホップも混じってるけど、どの曲もまちがいなくアナログフィッシュで、『最近のぼくら』。
この空気、たまらん。
夜、街、グレー、ちょっとだけ見える光、肌ざむさ、距離感。
いいアルバム出したなあ。
最近のぼくら について
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