Almost A Rainbow |
以前にも増してアナログフィッシュばっか聴いてます。
9月(916!!)にリリースされた新しいアルバムがこれまたとても良くて。
いつものようにiPhoneに音源を入れて、外を歩きながらまずは一周…する前に、4曲目の『No Rain (No Rainbow)』が抜けていかずに頭に引っかかって止まりました。
もちろん曲もいいんだけど、詞がすごい。
無性に心に残ってしまって。
それで、久しぶりに、歌詞カードを何回も繰り返し読みました。
作者や登場人物の気持ちを考えろっていう、国語のテストみたいな気持ちになりながら。
「僕はバカだから 傷つけなきゃわからないんだ」
「そんなあなたを選んだ私に見る目がないのね」
なんて笑いながら暮れる街を歩いていた
不意に隣をいく君の髪が風に揺れる
"No Rain No Rainbow"
「この幸せの代償に僕は何を支払うんだろう」
「なんにも 何一つも支払う必要なんてないの」
「何故?」と問いかける僕に君は困ったように
「雨が降った後にかかる虹のようなものよ」
and she said
"No Rain No Rainbow"
寄った居酒屋は値段の割に酷いもんで
それを愚痴る僕に君は思い出したように
「ただ 好きなだけでこれはサービスではないの
ただ 美しいだけで虹は雨の対価ではないでしょ」
「でも」she says
"No Rain No Rainbow"
何かしてあげたい
君に何かしてあげたい
君に何かしてあげたいっておもうよ
「僕」と「君」の会話と、考え方の対比。
居酒屋のサービスのくだり、幸せも何かの裏返しだって考えている「僕」と、
そこに当たり前のように返す「君」の台詞。
最後に、カギかっこを外して、地の文で「僕」に沸いてくる気持ち。
すごく素敵な仕掛けだと思うし、下岡さん、本当に素晴らしい詞を書く人だなぁ。
何回も読んで聴いてるうちに、勝手に理解したような気になってます。
いい。
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そんでもって、一曲目から最高なんだよね。
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Almost A Rainbow / アナログフィッシュ について