ボトムオブザワールド / eastern youth
入ってる要素全部が鮮烈で、聴くたびにドキリとする。
本当にすごい作品。
これから何回聴いても消化しきれる気がしないし、
耳から入ってきた曲が、腹ん中でグルングルンと回り続けている感じです。
こういう感覚がある作品は、ずっと聴き続けるんだと思うなぁ。
/*/
一曲目、『街の底』のショッパナから凄すぎる。
クソ湿った駅前の風
赤く錆びてから黒くなった
今日も咲き継いだブルースの花
散り損なったブルースの仇
泣きたい瞬間に涙は出るか?
冗談めかして口笛吹いて
追って来る影を路地裏で巻く
逃げ切れるつもりで走り出して
朝
昼
夜
そして朝
何度も入れ替わる絶望と希望
音も無く去りゆく日々
黄昏の花と夢
街の底 人間達
彷徨っている 彷徨っている 彷徨っている
街の底 人間達
生きている 生きている 生きている
さらりと書ける詞じゃないし、そのときの心境に思いを巡らせながら聴くと、鳥肌が立つ。
そして、それを受けてか受けずか、最後の『万雷の拍手』の詞もすさまじい。
いつか見た風景と熱狂が
脳裏に食い込んでくる
目に見えず触れられぬものたちが
身体に染み込んでゆく
いつか来た道
遠く果てしなく
いつか行く道
遠く果てしなく
万雷の拍手
遠く果てしなく
灰が降りしきる
遠く果てしなく
からだの芯がゆれます。
/*/
ボトムオブザワールドについて